ごあいさつGreeting

司法書士の川畑芳文でございます。
陣内・川畑司法書士事務所は、私の祖父・陣内正喜が、昭和３０年代に、司法書士陣内正喜事務所として開業をしたことが始まりです。

祖父は、司法書士になる前、炭鉱の労働者でした。炭鉱が閉山されてしまうと、生活の見通しが立たなくなるとのことで、中央大学の通信教育を利用し、司法書士となったそうです。

一方、私は、幼少の頃、事務所がお気に入りの場所であり、よく、紙と印鑑で遊んでいたそうです。当時の事務所は、今のパソコンの時代とは違い、おそらくですが、インクを使っており、この香りと朱肉等の混ざった香りがとても心地よいものであったことを記憶しております。

しかし、幼少を過ぎると、私は事務所に行かなくなり、祖父が司法書士であることは知っていましたが、司法書士とはどのような仕事をする人なのか、わかりませんでした。大学では、法学部に入りましたが、法律関係の職業に就く気持ちがなかったため、知人からは試験のポイントを教えてもらい、先輩からは参考書・励ましの手紙を頂戴したりしながら、なんとか勉強をしていた状態で、自分自身を振り返るとあまり良い学生ではなかったと思います。

就職活動の時期になりますと、自分の進むべき道を考えるようになり、祖父が司法書士をしていることを思い出し、私もチャレンジしてみようと思い、ダブルスクールに通い始めました。資格取得のため、就職活動はしなかったため、卒業後の進路に迷いましたが、親戚より、祖父の事務所に勤めるのはどうだろうかとの提案があり、祖父と一緒に仕事をすることになりました。（あとで聞いた話ですが、この時期、事務所をやめる時期を考えていたらしく、私が勤務することになったため、もうひと頑張りしてくれたそうです。）
大学を卒業後、事務所では、試験勉強を中心にさせてもらうことができたため、平成２０年、無事に試験に合格し、翌年、司法書士としての登録を行い、陣内・川畑司法書士事務所となりました。

これまでの人生の中で、私は、様々な人に支えていただきました。今度は、私が、司法書士という資格を通して、私とご縁がある皆様を支えていく順番になりました。

最後になりますが、私は、人は誰でも、人を励まし、そして勇気を与えることができる存在になれると思います。自分自身を支えてくれる人々が自分の周りに一人でも多くいれば、その人は幸せな人生を送ることができると思います。

皆様を支える存在の一つに当事務所がなれるよう、誠実に業務に取り組んでいきたいと思っております。どうぞよろしくお願い申し上げます。

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